ヤフオクの取引ナビが、当方で確認したすべての環境で新しい3タブの画面になりました。7月に切り替えが始まってから、一度の差し戻しと再開をはさんで、およそ2か月半での移行です。
同じ時期に、検索結果、落札相場、マイ・オークションの商品一覧、ご利用明細も新しい画面に変わっています(出品者がよく使うページの新旧一覧)。並べてみると、これらは別々の模様替えではなく、ひとつの方向に向かった作り直しだと分かります。
この記事では、その方向がどこなのか、パソコンで作業する出品者にとって何が変わるのか、そしてAucKitがどう対応していくかをまとめます。
新しい画面は、すべて同じ部品で組まれている
新しくなったページのHTMLを読むと、取引ナビも検索結果もご利用明細も、同じ部品のセットで組み立てられています。ボタン、カード、余白、文字の大きさといった要素が、ページをまたいで共通になっています。
以前のヤフオクは、スマホ向けとパソコン向けで別々の画面が用意されていました。同じ機能を2通りに作り、2通りに直していたということです。新しい画面は、1つの画面を画面の幅に合わせて伸び縮みさせる作り(レスポンシブ)に寄せられています。
スマホとパソコンで別々の画面を保守するより、1つにまとめたほうが、開発も修正も1回で済みます。大規模なサービスでよく取られる方針で、事業として筋の通った判断です。取引ナビがスマホアプリと同じ3タブになった理由は、取引ナビはなぜ変わったのかで画面の作りから解説しています。
基準になっているのはスマホの画面
1つの画面を両方で使うとき、どちらかを基準に作ることになります。新しい画面を見る限り、基準はスマホです。
- ご利用明細:本文の幅が678pxに固定されています。幅1,900pxほどのパソコン画面でも、使うのは3分の1ほどです。
- 取引ナビ:スマホアプリと同じ「取引」「メッセージ」「情報」の3タブです。従来は1画面に縦に並んでいた内容が、タブに分かれました。
- 商品一覧:行が並ぶ表から、1件ずつのカードが縦に並ぶ形に変わりました。
どれも、狭い画面で1件ずつ見ていくなら見やすい作りです。一方で、パソコンの広い画面で多くの取引を並べて処理する使い方では、手数が増えます。取引ナビでは、1件の発送でタブを4回切り替える計算になります(1件の発送でタブを4回切り替えている)。
良い悪いではなく、誰の使い方に合わせた画面かの違いです。スマホで少しずつ売る人に合わせた画面を、パソコンで大量に扱う出品者も同じように使うことになった、というのが今の状況です。
この流れは、まだ続くと考えています
部品の共通化は、一度始めると残りのページにも広がっていくのが普通です。現在も従来の画面が残っている出品フォーム、売上金、ブラックリスト、評価一覧なども、いずれ同じ部品で作り直されると考えるのが自然です。
そのとき、パソコンでの見え方も同じ傾向になるはずです。幅は狭く、1画面の情報は少なく、操作は画面を行き来する形になります。
AucKitの方針 ── パソコンで作業する出品者向けに、レイアウトを整えます
AucKitは、ページが新しい画面に変わるたびに、パソコンで作業する出品者向けにレイアウトを整える対応を続けます。ヤフオクの新しい仕組みはそのまま使い、見え方と並び方だけを整えるやり方です。これまでに行ってきた整え方は、大きく3種類です。
| 整え方 | 対象の例 | 内容 |
|---|---|---|
| 1画面にまとめる | 取引ナビ | 3タブに分かれた内容を、従来の1画面に組み直す「クラシック表示」 |
| 表に戻す | 出品中・出品終了の一覧 | カード形式の一覧を、1行1件の「表形式表示」に |
| タブを開かずに見る | 取引ナビ | お届け先・追跡番号などを画面上部のパネルにまとめて表示 |
今後、画面の幅が狭く固定されたページには「幅を広げる」整え方も加えます。最初の対象はご利用明細です。
新しい画面に変わったページでも、AucKitの機能はすべて使い続けられるようにします。新旧が混在している間は、どちらの画面でも同じように動かします。
元に戻すだけでなく、取引ナビを従来より速くする
AucKitでできるのは、従来の画面を取り戻すことだけではありません。取引ナビには、ヤフオク純正の画面にはない、発送までの作業を短くする機能がそろっています。新しい画面でも、クラシック表示でも、同じように使えます。
| 機能 | できること |
|---|---|
| 送り状発行システム連携 | お届け先を1クリックでコピーし、ヤマト運輸C2・佐川急便e飛伝Ⅲ・西濃運輸カンガルー・マジックⅡ・Webゆうパックプリント・クリックポストの画面に1回で貼り付け。氏名の姓名分割や住所の振り分けも各社の形式に合わせます。住所の手入力やコピー5回が、1クリックと1回の貼り付けになります |
| 取引情報パネル | 氏名・住所・配送方法・追跡番号・支払い方法を、タブを開かずに画面上部で確認。項目ごとのコピーボタン付き |
| 決済金額表示 | 落札価格と送料を合わせた決済金額を表示。落札者からの連絡と金額を見比べられます |
| 取引メッセージのテンプレート | お礼・発送連絡などの定型文をボタンで挿入。落札者名やオークションIDの差し込みにも対応 |
| 領収書・請求書の発行 | 取引情報が入った状態で領収書・請求書を作成し、PDF保存か落札者向けのURLで渡せます |
| 追跡URLの作成 | 配送業者と追跡番号から、配送状況を確認するURLをすぐに作れます |
| 落札者IDの表示 | 落札者の表示名・評価数・良い評価の割合を確認し、取引前に注意が必要な相手に気づけます |
カード決済の審査中など、発送連絡ができない取引では、ボタンをグレー表示にして注意を出します(v0.6.27)。伝票を作ってから発送できないと気づく、という手戻りを防げます。
画面が新しくなるたびに作業が遅くなるのではなく、画面が変わっても、変わる前より速く作業できる状態を保つ。それがAucKitの目指すところです。機能の一覧は機能紹介にまとめています。
まとめ
- 取引ナビは、当方で確認したすべての環境で新しい3タブの画面になった
- 新しい画面は、スマホとパソコンで1つの画面を共有する作りで、基準はスマホ
- 開発と保守を1本にまとめる、事業として筋の通った方針。この流れは残りのページにも広がると考えられる
- パソコンで多くの取引を扱う出品者には手数が増える。AucKitは、ページが変わるたびにパソコン向けにレイアウトを整えて対応する
- AucKitなら、従来の画面に戻すだけでなく、送り状連携・取引情報パネル・テンプレートなどで、取引ナビを従来より速く使える
取引ナビを従来の1画面で使う手順は、取引ナビを従来の1画面に戻す方法にまとめています。新しい画面に変わったページに気づいたときや、AucKitの機能が動かないときは、お問い合わせからお知らせください。