2026年8月12日、Yahoo!オークションから「下書きの仕様変更について」というお知らせが出ました。出品作業に下書きを使っている人には、9月までに手を打っておきたい内容です。
何が変わるのか
告知の内容を整理すると、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施行時期 | 2026年9月上旬から |
| 変わること | 下書きに保存した画像が、アップロードから90日後に削除される |
| 施行時の扱い | 9月上旬の時点ですでに90日を過ぎている画像は、その時点で削除 |
| 変わらないこと | 画像以外の下書き自体は従来どおり、最終閲覧から1年間は保持される |
ポイントは2つあります。
1つは、下書きは残るが中身の画像だけが消えるという挙動になること。文章・価格・配送設定はそのままに、写真の枠だけが空になります。
もう1つは、施行日に「棚卸し」が起きること。90日カウントは施行後に始まるのではなく、過去のアップロード日を基準に判定されます。3か月以上前に作った下書きの画像は、9月上旬に一斉に消えることになります。
影響が大きいのはどんな人か
あまり影響がない人: 下書きを「書きかけの出品を一時保存する場所」として使い、数日〜数週間のうちに出品まで持っていく使い方。この場合、90日に達する前に下書きは消化されます。
影響が大きい人: 下書きをテンプレート代わりに寝かせている使い方です。たとえば次のようなケース。
- 「基本セット」の下書きを作り、毎回コピーして使い回している
- 季節商品・定期的に仕入れる商品の下書きを、次の出番まで置いている
- 撮影だけ先に済ませて下書きに写真を溜め、あとでまとめて出品している
このパターンでは、下書きの中の画像が90日でいなくなります。しかも本文が残るぶん気づきにくく、いざ出品しようとしたときに写真だけ空になっているという事故が起きやすい形です。
9月上旬までにやっておくこと
1. 古い下書きの画像を手元に保存する
まず、いま下書きに入っている画像のうち、二度と撮り直せないもの(すでに手元にない商品、状態写真、書類の写しなど)を洗い出して、手元のPCやスマホに保存しておきます。施行後に「あの写真だけ消えた」となっても復元はできません。
現物が手元にあって撮り直せるものは、無理に急ぐ必要はありません。優先順位は「撮り直せないもの」からです。
2. テンプレ運用を下書きの外に出す
「毎回使い回す定型部分」を下書きに置いている場合、そもそも下書きは保管場所として向いていません。90日ルールに加えて、下書き本文も最終閲覧から1年で消える仕様だからです。
定型の説明文・送料表・営業日カレンダーといった繰り返し使う部品は、下書きの外で管理するのが安全です。AucKitの無料商品説明テンプレートツールなら、テンプレートはブラウザ側に保存され、ヤフオクの下書き仕様とは無関係に残ります。
説明文に差し込む画像(送料表・仕様表・注意書きなど)も、下書きに預けるのではなく画像URLとして持っておくほうが扱いやすくなります。手順は「ヤフオクの商品説明に画像を貼る方法」にまとめました。
3. 再出品は「終了分のコピー」を使う
同じ商品をまた出す目的で下書きを温めているなら、出品終了分からのコピーのほうが確実です。終了した商品ページは落札ありで3年、落札者なしでも120日は残るため、下書きの90日より長く参照できます(詳しくは「ヤフオクで終了した商品ページはいつまで見られる?」)。
AucKitには、出品終了分から商品情報を新規出品フォームに引き継ぐ機能と、登録画像をまとめてダウンロードする機能があります。「下書きに置いておく」代わりに「終了分から呼び出す」運用に切り替えておくと、今回のような仕様変更の影響を受けにくくなります。
なぜ90日なのか
推測を交えずに言えば、理由は公表されていません。ただ、出品されないまま滞留する画像データを整理する動きは、他のサービスでも一般的です。実際、当サイトが運営している無料の画像アップローダー uimg.auckit.com も保持期間を90日にしています。無期限に画像を預かる設計は、運営側の負担が線形に増え続けるためです。
出品者側にできるのは、「サービス側が預かってくれる期間」に依存しない形を作っておくこと。撮り直せない写真は手元に、繰り返し使う部品は自分の管理下に ── この2つが今回の実務的な教訓です。
まとめ
- 2026年9月上旬から、ヤフオクの下書き画像はアップロードから90日で削除される
- 施行時点で90日超の画像は、その時点で削除。下書き本文は従来どおり1年保持
- 影響が大きいのは、下書きをテンプレート代わりに寝かせている運用
- 9月上旬までに: (1)撮り直せない画像を手元に保存 (2)定型テンプレは下書きの外で管理 (3)再出品は終了分のコピーへ