「前に出品したあの商品、説明文をコピーして使い回したい」と思って出品終了分を開いたら、もう一覧に見当たらない ── 継続的に出品していると、いつか必ず経験することです。
終了した商品ページがいつまで残るのかは、実は条件によって大きく違います。公式の告知をもとに正確に整理し、そのうえで「自分の説明文と画像を手元に残す」実務的な方法をまとめます。
保持期間の正確な整理
ヤフオクは2022年11月3日に商品ページの保持期間を改定しています。現在の仕様を整理すると次のとおりです。
- 落札された商品ページ: 終了後 3年間 (2020年11月3日以降に終了した商品が対象)
- 落札者なしの商品ページ: 終了後 120日
- マイ・オークションの「出品終了分」一覧への表示: 終了後 120日 (ストアは90日)
- 取引ナビの閲覧・投稿: 終了後 120日
ここで見落としやすいのが3つ目です。落札された商品ページ自体は3年残るのに、マイ・オークションの出品終了分一覧から辿れるのは120日まで。つまり120日を過ぎると、ページはまだ存在しているのに、出品者側から一覧で探す導線が先に切れます。オークションIDを控えていればURL直打ちで開けますが、IDを控えている人はまずいません。
落札者なしの商品は120日でページごと削除されます。こちらは完全に消えるため、後から確認する方法がありません。
出品者にとって何が困るのか
説明文の使い回し。同じ型番・同じ状態の在庫を続けて出品する場合、過去の説明文をベースにするのが最も速い方法です。しかし120日を過ぎて一覧から消えると、また一から書くことになります。
撮影した写真の再利用。商品写真の撮影は出品作業の中で最も時間のかかる工程の一つです。同一商品の再出品なら過去の写真を使いたいところですが、商品ページでは画像を右クリックで保存できない仕様のため、ページが見られるうちでも1枚ずつ控えるのは手間がかかります。
出品記録としての控え。何をいつ、いくらで、どんな状態表記で出品したか ── 後から確認したくなったとき、頼れるのは商品ページだけということが少なくありません。
なお、出品画像の扱いについて補足すると、ヤフオクの規約には画像のサービス内での掲載に関する定めはありますが、著作権が移転するという条項は見当たりません。自分で撮影した写真の控えを自分の手元に保存すること自体は、誰の権利も侵害しません。問題はむしろ「保存する手段が用意されていない」ことです。
手元に控えを残す方法
説明文と出品内容 ── 「同じ内容で新規出品」
AucKit の「同じ内容で新規出品」ボタンは、v0.6.11 から出品終了分の商品ページにも表示されるようになりました。タイトル・カテゴリ・状態・説明文・価格・画像を引き継いだ新規出品フォームが開きます。
ヤフオク純正の「再出品」ボタンは落札者ありの終了ページには表示されず、出品終了分リストから削除した商品でも使えませんが、AucKit はページの内容を読み取って引き継ぐ方式のため、終了ページが見られる120日以内であれば落札者あり・なしを問わず使えます。
画像 ── 「出品画像の一括保存」
同じく v0.6.11 で追加した「出品画像の一括保存」は、自分の出品商品の詳細ページに「画像をまとめて保存」ボタンを追加します。出品画像を原寸のまま1つのzipファイルでダウンロードでき、出品中・出品終了分のどちらでも使えます。
再出品のたびに撮影し直す必要がなくなるほか、「落札者なしのまま120日で消える前に写真だけ控えておく」という使い方もできます。
まとめ ── 期限は「120日」で覚えておく
商品ページの保持期間は条件によって3年と120日に分かれますが、出品者の実務としては「自分の出品を辿れるのは終了後120日まで」と覚えておくのが安全です。落札者なしはページごと消え、落札者ありも一覧からは消えます。
使い回したい説明文や写真がある出品は、120日の期限が来る前に手元へ控えておくこと。その作業を1クリックにするのが、v0.6.11 の2つの機能です。
なお、本記事は「自分の出品ページ」の話ですが、他の出品者の落札相場が見られる期間にも別の上限 (過去180日) があります。こちらは ヤフオクの落札相場、180日の壁 で整理しています。