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落札相場を300件まとめて読む ── 相場検索の「分析」タブで見る日別推移・価格帯・出品者・内訳

落札相場を300件まとめて読む ── 相場検索の「分析」タブで見る日別推移・価格帯・出品者・内訳

値付けの前に落札相場を見るとき、平均の金額だけを見て決めると外れることがあります。数件の高額落札や、同じ出品者がまとめて売った分が混ざっていると、平均はそちらに引っ張られるからです。

無料の相場検索(rate.auckit.com)を作り直し、落札データを分けて見る「分析」タブを足しました。この記事では、各集計の見方と、値付けでの使い方を書きます。図の数字はすべて説明用のサンプルです。

検索して、まず要約を見る

キーワードで検索すると、結果のいちばん上に要約が出ます。件数・落札額合計・平均・中央値・最安・最高・入札合計・ウォッチ合計・出品者数・カテゴリ数の10個です。

相場検索の要約。集計対象の落札日の範囲と件数、その下に件数・落札額合計・平均・中央値・最安・最高・入札合計・ウォッチ合計・出品者数・カテゴリ数の10枠
要約。集計対象の落札日の範囲と件数も出る

要約の見出しの横には「集計対象:10/5〜10/11の300件」のように、実際に集計した落札日の範囲と件数が出ます。よく売れる商品だと300件が数日分に収まり、売れる数が少ない商品だと何か月分にもなります。同じ「平均」でも、どの期間の平均かで意味が変わるので、ここを最初に見ておくと読み違えません。

平均と中央値が大きく離れているときは、一部の落札が全体を引っ張っています。図の例(「iPhone 15 128GB」の300件)では、平均¥47,300に対して中央値¥57,250と、平均のほうが1万円ほど低く出ています。差が大きいときは、このあと説明する価格帯分布・カテゴリ・高額落札の上位10で理由を確かめます。

分析の対象は100・300・500件

絞り込みは結果の上にまとめてあります。期間・カテゴリ・商品状態・価格帯と、分析の対象件数です。

結果の上の絞り込み。キーワード、期間(30日・3ヶ月・6ヶ月・1年・全期間)、カテゴリ、商品状態のチェック、価格帯、表示件数(100件・300件・500件)
絞り込み。右端で分析の対象件数を選ぶ

分析の対象は、新しい順に100・300・500件から選べます。既定は300件です。100件ずつ順に読み込み、届いた分から表やグラフを更新するので、500件を選んでも最初の100件分はすぐに見られます。

直近の相場だけを見たいときは100件、季節で値段が動く商品や、日によって件数のばらつきが大きい商品は500件、という使い分けが目安です。

日別推移:値段が動いているかを見る

分析タブを開くと、最初に日別推移が出ます。棒が日ごとの件数、線が平均価格と落札総額です。下の表には、日ごとの件数・合計・平均・中央値・最安・最高・入札・ウォッチ・出品者数が並びます。

日別推移のグラフと表。日ごとの件数の棒グラフに、平均価格と落札総額の線が重なり、下に日付ごとの件数・合計・平均・中央値・最安・最高・入札・ウォッチ・出品者の表
日別推移。件数の棒と、平均価格・落札総額の線

見るのは、平均価格の線が一方向に動いていないかです。新しいモデルが出た直後の旧モデルや、季節ものは、数日で相場が下がっていくことがあります。下がり続けているなら、直近の数日の中央値を基準にします。

件数の棒が特定の日だけ高いときは、表でその日の出品者数を見ます。件数が多いのに出品者が少ない日は、誰かがまとめて売った日です。その日の平均は、その出品者の値付けでほぼ決まっています。

価格帯分布:どの価格に落札が集まっているか

価格帯分布は、落札価格を区切って、それぞれの件数を棒グラフと表で出します。表には件数と割合が並びます。

価格帯分布の棒グラフと表。価格帯ごとの件数と割合。中央付近の価格帯に件数が集まり、高い価格帯は件数が少ない
価格帯分布。落札が集まっている価格帯が分かる

値付けで目安にしやすいのは、件数がいちばん多い価格帯です。その価格帯は、実際に買い手が付いている値段なので、即決価格を決めるときの目安になります。そこより上の価格帯にも件数があれば、状態や付属品しだいで上を狙えます。逆に、上の価格帯がほとんど空なら、強気の即決は売れ残りやすいと読めます。

山が2つに分かれているときは、別の商品が混ざっていることが多いです。本体と部品、新品と中古などです。図の例でも、数千円以下と4万円以上に山が分かれています。そのときは商品状態やカテゴリで絞り込むか、検索記法の除外(-ジャンク など)でキーワードを変えます。

出品者の上位10:一部の出品者に偏っていないか

出品者の上位10は、件数の多い順に、落札総額のグラフと表で出します。表には件数・合計・平均・中央値・最高・入札・ウォッチが並び、ストアには「ストア」の印が付きます。

出品者の上位10。落札総額の横棒グラフと、出品者ごとの件数・合計・平均・中央値・最高・入札・ウォッチの表。ストアの出品者には「ストア」の印
出品者の上位10。出品者名からヤフオクの出品リストを開ける

上位の1〜2人で全体の半分近くを占めているなら、その相場は「その出品者の売り方の相場」です。同じ商品でも、毎日まとめて出しているストアと、1点だけ出す個人では、写真も説明も送料の条件も違います。自分が個人で1点出すなら、個人の出品者の中央値を見るほうが近い数字になります。

出品者名を押すと、ヤフオクのその出品者の出品リストが開きます。よく売れている出品者が、どんなタイトルと写真で出しているかを見るのにも使えます。

カテゴリの上位10:違う商品が混ざっていないか

カテゴリの上位10は、件数の多い順にグラフと表で出します。

カテゴリの上位10。カテゴリごとの件数の横棒グラフと表。各行の右に「開催中」「落札結果」のボタン
カテゴリの上位10。各階層からヤフオクの検索へ移動できる

型番で検索しても、本体・ケース・部品・説明書が別のカテゴリに入っていることがあります。図の例では「ケース、カバー > iPhone用」が80件入っていて、その中央値は¥2,000です。本体の相場を知りたいのに、こうしたカテゴリが上位に入っていると、平均は下に引っ張られます。要約で平均が中央値より低く出ていたのは、このためです。表のカテゴリ名の各階層を押すと、そのカテゴリで絞ったヤフオクの落札相場の検索が開きます。

内訳:状態・送料・ストアか個人か・発送元

内訳では、入札数別・商品状態別・ストアか個人か・送料負担・発送元に分けて、件数・合計・平均・中央値・最高などを出します。上の段は割合の円グラフです。

内訳。商品状態・送料負担・ストアと個人・発送元の4つの円グラフと、入札数別・商品状態別・ストアと個人・送料負担・発送元の表
内訳。各行の「開催中」「落札結果」からヤフオクの検索へ

値付けにいちばん効くのは商品状態別です。「目立った傷や汚れなし」と「やや傷や汚れあり」で中央値がいくら違うかが分かるので、手元の商品の状態に合わせて値付けを変えられます。

送料負担も値付けに直結します。出品者負担(送料無料)と落札者負担で中央値を比べると、送料込みの出品がどのくらい高く落札されているかが分かります。送料無料で出すか迷っているときの判断材料になります。

入札数別は、競って値段が上がった商品か、1件の入札でそのまま決まった商品かの割合です。入札1件の落札が多い商品は、開始価格でほぼ値段が決まっているので、開始価格の付け方が大事になります。

各行の「開催中」「落札結果」を押すと、その条件のヤフオクの検索が開きます。今出ている競合の数と値段を確かめるのに使います。

高額落札の上位10:外れた落札を確かめる

分析タブのいちばん下は、高額で落札された上位10件です。サムネイル・タイトル・落札価格・入札数・落札日が並びます。

高額落札の上位10。順位、サムネイル、タイトル、落札価格、入札数、落札日のカード
高額落札の上位10。平均を押し上げている落札を確かめる

平均と中央値が離れているときは、ここを見ると理由がたいてい分かります。未開封品、セット品、限定色など、手元の商品とは条件が違う落札なら、自分の値付けからは外して考えます。

落札履歴:1件ずつ確かめる

「落札履歴」タブには、集計に使った落札が新しい順に並びます。タイトル・落札価格・入札数・落札日が見られるので、分析で気になった落札を1件ずつ確かめられます。

落札履歴タブ。サムネイル、タイトル、落札価格、入札数、落札日の一覧
落札履歴。集計に使った落札が新しい順に並ぶ

値付けでの使い方(手順の例)

  1. 型番や商品名で検索し、要約の集計対象の期間と、平均・中央値の差を見る
  2. 差が大きければ、価格帯分布と高額落札の上位10で、条件の違う落札が混ざっていないか確かめる
  3. 出品者の上位10で、一部の出品者に偏っていないかを見る
  4. 商品状態別と送料負担の内訳で、手元の商品と同じ条件の中央値を探す
  5. その中央値と、件数の多い価格帯を目安に、開始価格と即決価格を決める

まとめ

  • 相場検索の結果は、要約と「落札履歴」「分析」のタブで見る
  • 要約の「集計対象」で、どの期間の相場かを先に確かめる
  • 分析タブでは、日別推移・価格帯分布・出品者とカテゴリの上位10・内訳・高額落札の上位10を見られる
  • 分析の対象は100・300・500件から選べる(既定は300件)
  • 出品者名・カテゴリ・内訳の各行から、ヤフオクの出品リストや検索へそのまま移動できる

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